『ガールズ&パンツァー 劇場版Variante』5巻を読んだ
出ていたのは気づいていたけどなかなか買えずに、1ヶ月くらい経ってしまった。(通販で買え)
今更感あるけど読んだらやっぱりどちゃくそ面白かった。ガルパンはいいぞ(再認識)
これまでの感想はこんな感じ
毎回言っているけど、この漫画は本当に補完が素晴らしい(n回目)
劇場版の名シーンを完全再現しながらもプラスアルファがあって、劇場版で語られなかったキャラクターの視線とかもあって、エモがすぎる(n回目)
特に5巻からは本当に名シーンしかない。まるで名シーンのバーゲンセールだな。
5巻は大学選抜との試合が始まったところからカール撃破までのところが描かれている。
やっぱり逸見エリカが好きすぎて、逸見エリカが出るたびに「こっち見て」って書いてあるうちわを漫画に向けていた(頭がおかしい)
カール砲撃の着弾から繋がる小梅視点の話。アーナキソ。駆けつけてくれた黒森峰チームが皆みほのこと好きなの(エリカ含む!(重要))本当にいい。
作中(劇場版)で描かれていない時間を描くのが上手すぎる。体をよじってしまうほどに。
もしかしたらこういうプロットがあったのかもしれない。だからこそ、Varianteが劇場版の完全版と言っても過言ではない。
そして、僕が劇場版を見るたびに毎回涙を流すプラウダの撤退戦。4DXで見ると水でびちゃびちゃになるところ。
ここの場面は、基本的に劇場版の再現に終始しているような作り。それが逆に良い。素材の味がする。
プラウダがほぼ壊滅状態になるが、その後の活躍の布石が劇場版本編よりもなされている。
ただ、劇場版本編だとカチューシャの活躍は分かりにくかった(いぶし銀な活躍はもちろんあったが)ので、ここを今後どう味付けしていくかもポイントになるかなと思った。
そして、お次がカール撃破の場面。この作品マジで名シーンしかねえなぁ。
ここで特に良いなと思ったのが、カール護衛のパーシング側の心理描写があったところ。
ここのパーシングが劇場版での最大の戦犯と言われがちだけど、モチベがあんまり高くなかった描写で理由づけがされている。モブの目線は感情移入しがち。いいね。
カール撃破の場面は、殺人レシーブ作戦と継続無双の二面構成になっていた。
カチューシャの真横をカールの砲弾が通過するところ、3カメか4カメくらいになっていてこだわりを感じた。アンチョビ本当に可愛いな、こいつ。
そして、会長本当にかっこいいな。アンチョビにパスタを作ってやると言うシーンがカットされたのは、テンポだったりシュールさを出すためだったり会長のかっこよさを優先した作りだったりなのかな? と思ったりした。
そしてそしてそして、みんな大好き継続無双。あのカンテレの音色が聞こえてきますよ(幻聴)
ここの戦車戦の再現度ももちろん素晴らしい。その上でミカの心情だったり、敵チームの驚嘆がより引き出されている。何考えてるか分からないミカにちょっと人間らしさを感じた。良いっすね、これ。
最後に個人的好きだった細かいところ。
・戦車が恋人発言で、沙織がくしゃみしているところ。
・ダー様が、マジむかつくわねって言ってるとこ。
・カール砲弾の着弾後の煙が役人の形になってるとこ。役人すき。
以上